前編  横田の歴史


・ この編を読んでいただく前に

1. 『出雲国風土記』にみえる最も古い横田の姿 ― 8世紀

2. 縄文・弥生・古墳の各時代の日本と奥出雲

3. 大陸の激動をうけて歩んだ7世紀

4. 物語の多い神話時代

5. 奈良・平安の時代と横田庄の出現 ― 横田の古い8氏

6. 古い社・古い寺

7. 鎌倉時代から南北朝時代そして明徳の乱

8. 中世横田庄の社会・経済の動き

9. 近世(江戸時代)から明治・大正時代の点描




後編  企業たたら


1. 入門 企業たたらとは

2. 自給たたらと企業たたら、その発達史

3. 砂鉄の種類と採取方法の変遷

4. 企業たたらの操業と製品

5. 中国地方 特に奥出雲がなぜ企業たたらの中心地となったか

6. 古代から中世への製鉄史

7. 日本美術刀剣と日刀保たたら   靖国鈩から日刀保たたらへ



◆◆ 前編を読んでいただく前に ◆◆


正しい歴史を知るとともに、さらに考えて生かしていただきたい


― 人と村(社会)ともの(生産)のあり方を ―

  • 出雲そして奥出雲の歴史は、「出雲風土記」を中心にすえて明らかにしたいという考えは、著者の一貫した立場である。「島根県横田町誌」の執筆もそうであった。

  • 神話には物語が多く、信仰とかかわりが深く、7世紀半ばから8世紀初めにかけた時代の、大和の王朝の宮廷祭祀のよりどころでもあった。「オロチ退治」の神話については、横田町誌では、その公共性から、いろんな解釈を書いておいたが、本書では最も支持者の多い説をとりあげた。

  • 古代史は、東アジアの中の日本という観点、中国・韓国の研究者の研究もふまえて、わが国のいろんな立場の神話・文献・考古・冶金・人類・言語学等の諸学の研究の中で最も広く支持されている説にしたがった。これをさらに深め考えていただきたい。

  • 中世史は、著者が発掘した資料によって横田町誌に記述したものに、その後の発掘資料、井上寛司、秋山信隆、千原弘臣の方々からの好意ある提供の資料等によって修正し追補した諸論文「山陰史談」、「奥出雲」を重ねたものである。

  • 近世・近代・現代史は、主として「奥出雲」に載せてものを中心として記述してある。



著書名

町の歴史

奥出雲横田とたたら

奥出雲

相愛教会